リュウキュウダカラ



リュウキュウダカラは現在、日本で唯一の固有種?最初の1個体を採集するまで約2年も費やしてしまった思い入れの強いタカラガイです。地味な貝ではありますが、生息が局地的なこと。地域により外套膜突起の色変化、新産地の開拓など、他の種にはない魅力があります。

沖縄本島では、南部での採集が多く報告されていますが、近年では中部・北部、東海岸での採集報告があります。沖縄本島産の外套膜は灰・黒褐色の2タイプが存在しています。
沖縄本島南部 生体白化個体(右)albino

伊良部島では、主生息域から離れていたのか?1個体のみの採集でした。外套膜は、沖縄本島タイプ。
伊良部島 大潮-0.1mアマモ場転石裏

石垣島では、生体採集の情報は検索にかからなかったが2013年、有力な打ち上げ情報をいただき採集に出かけました。当日、少ない採集時間内に1個体のみではあったものの採集できたことは、とても運が良かった。情報を提供してくれた「もふさん」に感謝(^^)
他産地の中で一番小型。歯間着色は薄らある程度。サイズ的にドワーフ個体?外套膜樹状突起はオレンジ系。比較するサンプルがないため成長段階での色変化はわからない。
近年では、ネットオークションで購入ができるほど出回っている様子。産地の消失がないことを祈るばかり…
石垣島 大潮-0.8m アマモ場死枝サンゴ裏

西表島では、宿泊した宿で有力な情報を得たことで3個体採集することができました。
殻は石垣島同様に小型傾向。沖縄本島・伊良部島産と比べるとやや細長い感じではあるものの、背面の柄は強めに出ていたため水中ではナツメモドキと間違えたほどでした。また、すべての個体(3個体)の歯間が着色されていました。外套膜樹状突起はピンク~紅系。※他有名サイトの報告では成熟している個体ほど紅色が強く出る様子。
西表島 大潮−0.2~0.5m アマモ場転石裏

T島・KC島:あまり知られていない産地ではありますが、生息数は比較的多く沖縄本島タイプで外套膜が灰褐色。珍しくキノコ状サンゴ裏に多く生息していました。残念なから、T島は開発が進んでいる。KC島はアクセスにやや難あり、漁協へ連絡して船を出していただきました。
T島 大潮−0.8m アマモ場キノコ状サンゴ裏

K島:知られていない産地。生息数は少なく?水深5m前後と採集は困難。しかも西表島・石垣島タイプのレア産地。友人のT氏が3個体採集した内の1個体を譲り受けた。T氏に感謝。

※リュウキュウダカラは局地的に生息していることから、現在ネットの情報に上がっている産地以外の情報を安易に扱うべきではないと考えています。当サイトにおいては、新産地やレア産地を好き勝手な英語表示にし、画像も極力控えめにしています。ネットに上がる有名産地も地名ではなく、〇〇島や南部などの表記にしました。リュウキュウダカラに興味を持たれている。また、興味が出た方に私から一言。ネットに上がっていない新産地をみつけた時の喜びは格別です!是非、見つけてみてください。まだまだ新産地は眠っています。もし新産地をみつけても、詳しい産地は公表しないでいただきたい。私の勝手な考えではありますが、どうぞよろしくお願い致します。